2022年2月27日の日本テレビの番組『「カズレーザーと学ぶ。」金と命の新知識をカズと一緒に学びまくれ!』で、時代の最先端ワードとして「エクソソーム」が紹介されました。
番組では、大阪大学大学院の日比野特任准教授のコメントとして、「エクソソーム」は国家プロジェクトとして将来的にはあらゆる疾患が治るのではないかという可能性を秘めているとのこと。
とある症例では脊髄損傷で全身麻痺を起こしてなおかつ呼吸不全で人工呼吸器を付けていた患者が外科的手術を行わず点滴だけで脊髄損傷が回復して日常的な生活ができるようになったケースが紹介されました。
その治療は自分の体内にある間葉系幹細胞を一旦体外に取り出して増やし戻すというもの。この間葉系幹細胞を使った治療「MSC療法」によって脳梗塞で麻痺を起こしている人が歩けるようになったり、重症な心筋梗塞を患った患者が回復した例も。
「エクソソーム」は細胞から分泌される粒状の物質で体内の病気・怪我の情報が書き込まれており、細胞同士がやりとりして体の状態を管理しているということが近年の研究で分かってきました。さらに間葉系幹細胞が分泌する「エクソソーム」には血液に乗って患部に自動的に辿り着き再生・修復を促す効果があると考えられているとのことです。